2010年6月19日土曜日

法華寺の浴室体験



6月13日、念願でした奈良の法華寺の浴室(からぶろ)の体験をさせていただきました。
このお風呂は光明皇后が「千人施浴発願」によって建てられたものとされ、我が国の社会福祉の原点というべき建物とされています。説話によると皇后が千人の垢を流すという誓願をされ、千人目の爛れた病人の膿を吸うとその人は忽ち仏様になったといいます。
窯で湯を沸かし、その蒸気を簀の子を敷いた下から出す仕組みになっていて、古代サウナ風呂といったとろです。畳一畳程の個室が二つあります。温度は70度ぐらいのでしょうか。数分でじわっと汗が滴り落ちてきます。ヒノキの香りがしました。蒸気の通路にヒノキの材を置いているとのこと。光明皇后の時代はなんらかの薬草を使っていたのでしょう。
簀の子に直に蒸気があたると熱いのでそこに敷くから「風呂敷」、中ではおった着物が「浴衣」だといいますが、こうした実体験をしますとなるほどまんざらではないような気がしてきます。
現在年に1回だけこうした施浴体験日を設けているとのことでした。ただし誰でも入れるのではありませんから、ご興味のある方はお寺の方にお問い合わせください。

2010年6月17日木曜日

沈香の花


京都にある某薬用植物園で沈香の花が咲いていました。
沈香の木を日本で見るのも珍しいですが、花を見ることができて幸運でした。
ただ残念ながら花自体には香りがありませんでした。
貴重な沈香の花、とくとご覧あれ。

2010年6月3日木曜日

五月待つ花橘の香り




5月25日、京都の白峰神社拝殿の前の橘の木に花が咲いておりました。
昨日の雨の後だからでしょうか、ミツバチやアオスジアゲハが橘の花に集まっておりました。橘の花の香りはネロリに近いのですが、それよりライトな感じというか、楚々とした雰囲気です。また近くには「含笑花」と呼ばれている花も咲いていました。こちらは何とバナナそっくりの香りがするのです。花の香りは本当に不思議です。後で調べてみましたところ、トウオガタマ(モクレン科 オガタマノキ属)学名:Michelia fuscata Blumeとありました。