2010年7月21日水曜日

京都の香り



7月17日は京都祇園祭の山鉾巡行の日です。梅雨明けの真夏のかんかん照りのなか、熱中症一歩手前になるほど、この日の京都は猛暑でした。あまりの熱さ・暑さに水分補給が頻繁でしたが、巡行見物の途中に平野屋さんというお豆腐屋さんの前を通りました。お店の人が1リットルほどのポリの容器に豆乳を入れてどこかへ届けるところのようでした。それを見た友人が、「豆乳分けてもらえませんか。」とお願いしますと、「何か入れる容器は持ってきているなら分けますよ。」とお店の人。ちょうど私たちは、その前の喫茶店で京都限定の保冷用のボトルを買っていたので、それに豆乳を入れてもらいました。豆乳に鼻を近づけると大豆の香りがぷーんとしてきます。平野屋さんは、京都でも一流の旅館「俵屋」さんなどにお豆腐を納めている老舗とのことです。そんな老舗の豆乳を1杯70円でいただけるなんて恐縮してしまいます。豆乳の香りには、届けに行くところを嫌な顔もせずに、振る舞ってくださったお店の方の思いやりが込められているように感じられました。これが今年の祇園祭の香りの思い出です。

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