6月13日、念願でした奈良の法華寺の浴室(からぶろ)の体験をさせていただきました。
このお風呂は光明皇后が「千人施浴発願」によって建てられたものとされ、我が国の社会福祉の原点というべき建物とされています。説話によると皇后が千人の垢を流すという誓願をされ、千人目の爛れた病人の膿を吸うとその人は忽ち仏様になったといいます。
窯で湯を沸かし、その蒸気を簀の子を敷いた下から出す仕組みになっていて、古代サウナ風呂といったとろです。畳一畳程の個室が二つあります。温度は70度ぐらいのでしょうか。数分でじわっと汗が滴り落ちてきます。ヒノキの香りがしました。蒸気の通路にヒノキの材を置いているとのこと。光明皇后の時代はなんらかの薬草を使っていたのでしょう。
簀の子に直に蒸気があたると熱いのでそこに敷くから「風呂敷」、中ではおった着物が「浴衣」だといいますが、こうした実体験をしますとなるほどまんざらではないような気がしてきます。
現在年に1回だけこうした施浴体験日を設けているとのことでした。ただし誰でも入れるのではありませんから、ご興味のある方はお寺の方にお問い合わせください。
