




12月19日三重県鳥羽市で恒例となっている倭橘の果皮を配合した屠蘇散づくりが、行われました。京都薬科大学附属薬用植物園の後藤勝実・月岡淳子先生が講師で来られたのですが、その前に昼食に海女料理をいただくことができました。伊勢・志摩は日本で最も海女さんが多い地域ですが、この海女の文化を知ってもらおうと、海女さんが漁の後に暖を取る海女小屋を改装し、海女さんが海からとって来た魚介類を炭火で料理してくれるというものです。海を眺めながらのとれたての新鮮な貝・サザエ・伊勢エビの何と美味しいこと。しかも海女さんの明るくパワー溢れる会話が、最高のスパイスとなり美味しさを倍増させるのです。詳しく漁の話を伺うととても危険な漁にもかかわらず、この明るさ、元気さに圧倒されてしまいます。特に興味深かったのは、海に潜る場合、目印になる地形や太陽の位置などに注意を払っていることでした。身の危険を守ることですから、大事なことなのだと思われます。また小高い丘の上から、条件がいいと富士山が見える場所がある話などから、常世国の波がよせる伊勢と富士山との関わりなど、やはり海洋民俗の太陽信仰を伺わせる内容を聞くことができました。磯の香り、常世国の橘の香りを満橘した1日でした。写真は上から 海女小屋・料理風景・料理のアップ・海女さんが信仰している石神。最近は女性の願いをひとつ叶えてくれるパワースポットの神様としても知られている。御祭神は神武天皇の母玉依姫命。屠蘇散づくり風景。





